１年半前から続く椅座位荷重時の臀部痛の改善例

【現症】椅座位にて左後方約３０度に上体を傾けると坐骨結節周辺に痛みが発症する。
【施術と結果】本症例は転倒や受傷歴がなく、特に誘因がない事と約１年半の間継続する症状であることから、坐骨結節周辺の筋緊張が要因と考え触察したところ特に強い筋緊張は確認出来なかった。
　次に別の要因として考えた坐骨結節の直上で腸骨稜の骨際の筋を触察したところ横幅２㎝長さ４㎝の筋緊張を確認し、緩消法を２分行い筋弛緩を確認した結果、硬化した筋は横幅１㎝長さ３㎝になり、痛みは１０から７（ＮＲＳ改変）と小さくなった。
　痛みの変化があったため、同部位に約１０分施術し筋緊張の消失を確認した結果、痛みは１０から０（ＮＲＳ改変）となった。約１年半もの間痛かった症状が、簡単に改善されたことに大変驚かれている様子だった。