2年以上続く歩行が困難になるほどの両下腿の痺れの改善例

【現症】両下腿に持続的な痺れがある。安静時や動作時の症状の変化はなく、両側同程度の痺れ。
【施術と結果】本症例は約2年間持続的な痺れがあり、症状の増悪がない事と、近医整形外科へも通院しているが特に問題点を指摘されていないとのことから、痺れの要因は下腿への血行不良と考え、両下腿を触察したところ下腿三頭筋周辺に筋緊張を確認した。特に右膝窩正中から遠位2cm周辺に強い筋緊張を確認し約2分間施術を行い筋弛緩を確認した結果、痺れは主観で消失した。次に左膝窩正中より遠位２ｃｍ周辺にも筋緊張を確認し約2分施術し筋弛緩を確認した結果、痺れは主観で消失した。
　両下腿の痺れが消失したため歩行の状態を確認すると、主観で来院時よりも歩きやすくなったとご報告を受けた。次に下腿三頭筋の筋緊張の要因は腰部の筋緊張と考えた。触察にて腰部側面の筋緊張は体表より押圧深4㎝を確認した。腰部側面の筋緊張を弛緩させることが、両下腿の痺れの再発防止になると考えたため腰部側面へ30分施術した結果、腰部側面は体表より押圧深６㎝になり筋弛緩を確認できた。
　痺れが改善して歩行し易くなったことで、「また旅行に行けるわ」と笑顔でお帰りいただいた。