１年前からある左中指DIP関節屈曲時に起こる痛みの改善例

【現症】ゴルフクラブを握ると左中指DIP関節（左中指DIP関節屈曲動作時）に痛みが出現、背側掌側どちらに痛みがあるかの特定はなく、DIP関節全体に痛みがあるとの事。左中指DIP関節可動域制限なし。
【施術と結果】本症例は、ゴルフクラブを握ると左中指DIP関節に痛みを訴えており、屈曲時に痛みがある事から痛みの要因として左前腕伸筋群の筋緊張と考えられ、触察にて左前腕伸筋群約1/2周辺に筋緊張を確認し、緩消法にて約3分施術を行い、筋弛緩を確認した。結果、左中指DIP関節屈曲時の痛みは10から6（NRS改変）と小さくなった。
　左前腕伸筋群の筋弛緩により痛みが４割減少したが、痛みが左中指DIP関節全体にある事、スイング時に体中に力みが入る事から、ゴルフクラブを強く握り左中指中手指節関節（以下、MP関節）に負担が掛かっていると考え、左中指MP関節を触察すると左中指MP関節周辺に筋緊張が確認できた為、緩消法にて約3分施術を行い、筋弛緩を確認した。結果、左中指DIP関節屈曲時の痛みは10から0（NRS改変）と消失した。何度もゴルフクラブを握り、スイング時も痛みがないと喜びの報告を受けた。