1ヶ月前の転倒による左膝関節痛と関節可動域制限の改善効果

【現症】左膝関節屈曲時、左膝蓋骨上縁から約10cm上方の左大腿直筋・左内側広筋辺りに引張感を訴える。左膝関節可動域（以下ROM）自動で屈曲約80°で痛みを訴えた。左膝蓋骨上縁およびそこから約10cm上方の大腿直筋・内側広筋辺りに筋緊張がみられる。安静時痛なし。
【施術と結果】本症例は左膝関節ROMは自動で屈曲約80°で左膝関節に痛みを訴えており、痛みの要因は転倒時に左膝関節内側を強打した時による筋緊張と考え、触察にて左膝蓋骨上縁の大腿四頭筋腱付近の癒着の様な物を確認し、緩消法にて約1分施術し、筋硬結の様な物がはずれたと判断出来る程の動きを確認した結果、左膝関節ROMは自動で屈曲80°で痛みが10から6（NRS改変）となった。次に左膝蓋骨上縁から約10cm上方の左大腿直筋・左内側広筋辺りに筋緊張を確認し、緩消法を約1分行い、筋弛緩を確認した結果、左膝関節ROMは自動で屈曲80°の痛みが10から4（NRS改変）となった。
　左大腿直筋・左内側広筋辺りの引張感が主観で6割減少したと報告を受けた。