【患者】30代前半 女性
【主訴】左手を床に着くと左手首が痛い。
【既往歴】-
【現病歴】2日前にインディアカのプレー中に左橈骨手根関節背側部に痛みが発生。翌日、左橈骨手根関節背側部の痛みに変化なく、翌々日に来院。続きを読む
【現症】左手関節屈曲では痛みが無く、伸展約90°で左橈骨手根関節背側部に痛みが出現。左手関節伸展約90°位で荷重をかける事により痛みが増悪。目視による組織損傷は確認できない。
【施術内容・結果】本症例は、2日前のインディアカのプレー中に左橈骨手根関節背側部に痛みを訴えており、目視による組織損傷を確認できなかった。
触察にて、左橈骨手根関節背側部から左肘頭に向かって約5cm付近に米粒状の筋硬結の様な物を確認でき、左手関節伸展により痛みが出現している事から、この筋硬結の様な物が痛みの要因と考えた。
初めに、左橈骨手根関節背側部から左肘頭に向かって約5cm付近の米粒状の筋硬結の様な物に緩消法を約2分施術し筋硬結の様な物の消失を確認。結果、左手関節伸展約90°位による荷重痛が10から4(NRS改変)に小さくなった。
次に、左橈骨手根関節背側部の疼痛部位に緩消法を約1分施術し筋弛緩を確認。結果、左手関節伸展約90°位による荷重痛が10から0(NRS改変)に消失した。短時間の施術で椅坐位からの起立動作で手掌部を床に着いても痛くなく喜んで頂いた。