【患者】70 代前半 女性
【主訴】背中が痛くて真っ直ぐに立てない。
【既往歴】子宮筋腫術後
【現病歴】10 年前に急激な腰痛になった時から背部が痛み出し、その頃から直立ができない。
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【現症】左右背部の痛みがあり、胸腰部関節可動域(以下、ROM)は自動で屈曲約30°・伸展約ー10°で痛みあり。
【施術と結果】本症例は、10 年前から左右背部に痛みを訴えており、要因として背部と腰部の左右起立筋周辺の筋緊張と考えられ、触察にて筋緊張を確認した。
まず痛みを訴えている左右背部起立筋周辺の筋緊張部に緩消法にて約 2 分施術を行い、筋弛緩を確認できたが左右背部の痛みや胸腰部 ROM に変化なし。
次に要因として考えられた腰部の左右起立筋周辺の筋緊張部に緩消法にて約 2 分施術を行った結果、左右背部の痛みが 10 から 6(NRS 改変)と小さくなった。
背部と腰部の起立筋周辺の筋緊張の要因として、腰部側面の筋緊張と考えられ触察にて、左右腰部側面より押圧深約 3.5cm を確認し、緩消法にて約 40 分施術を行った結果、左右腰部側面より押圧深約 5cm となった。
その結果、左右背部の痛みが 10 から 1(NRS 改変)と小さくなり、胸腰部 ROM は自動で屈曲約 45°・伸展約 10°と大きくなり、直立ができたと報告を受けた。