【患者】50代前半 男性
【主訴】右耳の耳鳴り
【現病歴】約1年前に右耳でキーンという高音を感じ、仕事中も常に耳鳴りが気になる。特別な誘因はなく、外傷や風邪の既往もない。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代前半 男性
【主訴】右耳の耳鳴り
【現病歴】約1年前に右耳でキーンという高音を感じ、仕事中も常に耳鳴りが気になる。特別な誘因はなく、外傷や風邪の既往もない。
続きを読む【現症】右耳に持続的な高音の耳鳴りを自覚している。耳閉感やめまいは伴わない。
【施術と結果】本症例は、約1年前から続く、右耳鳴りを訴えており、耳鳴りの要因として、耳介周辺の筋緊張によってリンパ管および血管が圧迫され、耳内の循環が悪化したことにより発症しているのであろうと考えた。
耳介周辺の触察により、右耳珠腹側、右乳様突起外縁部の胸鎖乳突筋停止部周辺に筋緊張を確認。
先ず、右耳珠腹側および乳様突起外縁部の筋緊張部位に緩消法を約1分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、ご本人主観で「耳鳴りがスッと消えた」と報告を受けた。
患者は、発症後約1年で改善例を経験したことがなく、耳鳴りの改善により今後も希望を持てると喜んでいただけた。また、改善したことにより、耳鳴りで悩む患者さんを紹介してくださった症例であった。