【患者】60代前半、女性
【主訴】左に曲げると右の腰が痛い。
【現病歴】3週間前から左側屈にて腰部右側に疼痛が発症。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】60代前半、女性
【主訴】左に曲げると右の腰が痛い。
【現病歴】3週間前から左側屈にて腰部右側に疼痛が発症。
続きを読む【現症】安静時痛はなく、日常生活動作における胸腰部可動域制限は認められなかった。
【施術と結果】本症例は、約3週間前から左側屈にて腰部右側に疼痛を訴える状態で、目視および触察により腫脹や熱感は認められなかったことから、腰部筋緊張による血行不良が一因と考えられた。
はじめに、触察により疼痛を訴える第3腰椎高位で右外方約5cmに筋緊張を認めたため、緩消法にて約3分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、左側屈にて腰部右側の疼痛はNRS 10から0(NRS改変)と消失した。
腰部側面の筋緊張は、腰部全体の筋緊張を誘発する可能性があると考え、残りの時間は腰部側面の筋緊張部位に対して緩消法を施行し、筋弛緩を確認の上、施術を終了した。
施術後、患者は「あれ?曲げても全然痛くない。さーっと痛みが消えた。」と驚いた様子で笑顔で帰路につかれた。