【患者】40代前半 男性
【主訴】キーボードを打っていると右肩が痛くて重くなってくる。
【現病歴】約2か月前から誘因なく右肩関節痛を発症し、日常生活に支障がないため経過観察しているが、症状が残存している。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】40代前半 男性
【主訴】キーボードを打っていると右肩が痛くて重くなってくる。
【現病歴】約2か月前から誘因なく右肩関節痛を発症し、日常生活に支障がないため経過観察しているが、症状が残存している。
続きを読む【現症】右肩自動関節可動域屈曲約20°、外転約30°、内旋約30°(以下、タイピング肢位)で右肩関節痛あり。
【施術と結果】本症例は、約2か月前からタイピング肢位で右肩関節痛を訴えており、その要因は患部周辺の筋緊張と考えて触察したところ、右肩甲骨外側縁周辺および右腋窩後壁周辺に筋緊張が確認できた。
はじめに、もっとも強い筋緊張が確認できた右肩甲骨外側縁周辺の筋緊張部位に約2分施術し筋弛緩を確認した。その結果、タイピング肢位における右肩関節痛は10から3(NRS改変)となった。ここで、もっとも強い筋緊張部位が右腋窩後壁周辺となったため、同部位に約2分施術し筋弛緩を確認した。その結果、タイピング肢位における右肩関節痛は10から0(NRS改変)と消失した。
痛くなし触るとやわらかくなっていると喜ばれていた。