【患者】50代後半、女性
【既往歴】-
【現病歴】約30年前に特に誘因なく左耳が聞こえづらくなった。聞こえづらくはなったが、聞こえることは聞こえるので、そのまま放置。30年経ってしまった。左耳が聞こえづらいことがあると同時に臀部痛の施術を受けに来られた際に相談を受けた。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代後半、女性
【既往歴】-
【現病歴】約30年前に特に誘因なく左耳が聞こえづらくなった。聞こえづらくはなったが、聞こえることは聞こえるので、そのまま放置。30年経ってしまった。左耳が聞こえづらいことがあると同時に臀部痛の施術を受けに来られた際に相談を受けた。
続きを読む【現症】左耳の聞こえは、音は聞こえるが右耳に比べると聞こえづらい。右耳の聞こえを10とすると主観にて7程度の報告を受けた。
【施術と結果】本症例は難聴の症状を訴えているが、左耳の後面の筋緊張により、左耳への血行不良が発生していることが、聞こえづらさの一つの要因であると考えた。
まず、私の声を聞き比べていただき、ご本人の訴え通り、左耳の聞こえは、右耳の聞こえを10とすると7程度であると確認した。
左耳後面を触察し、筋緊張が確認できたため、緩消法にて約2分弛緩し、施術前に確認した方法と同様に聞こえを確認したところ、右耳の聞こえを10とすると、左耳の聞こえは8であると報告を受けた。
聴こえに変化が確認できたため、引き続き同部位を緩消法にて約3分弛緩し、施術前に確認した方法と同様に聞こえを確認したところ、右耳の聞こえを10とすると、左耳の聞こえも10であると報告を受けた。
更に頚部左側に5分間緩消法にて弛緩し、施術前に確認した方法と同様に聞こえを確認したところ、右耳の聞こえを10とすると、左耳の聞こえは10であると報告を受けた。
「右と同じ様に聞こえるようになった!」と喜ばれた。
臀部の痛みもあるため残りの時間は腰部の弛緩に充てた。