【患者】10代 女性
【主訴】バレーボールの試合中に突き指をして、左の指が痛い。
【現病歴】バレーボールの試合中に左示指を受傷。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】10代 女性
【主訴】バレーボールの試合中に突き指をして、左の指が痛い。
【現病歴】バレーボールの試合中に左示指を受傷。
続きを読む【現症】左示指近位指節間関節(以下、PIP関節)屈曲で痛みが出現し、屈曲は指尖と近位手掌皮線の距離が約1cmであり、関節可動域(以下、ROM)に制限を確認した。
【施術内容・結果】本症例は約3ヶ月前、バレーボール試合中に左示指を突き指し、左示指PIP関節屈曲で痛みを訴えており、ROM制限が確認できた。左示指PIP関節の痛みとROM制限の要因として、左示指への衝撃により左示指中手指節関節(以下、MP関節)の左浅指屈筋腱が緊張・肥大したと考えた。
はじめに、触察及び目視により左示指PIP関節の変形や組織損傷が無いことを確認した。
左示指MP関節の浅指屈筋腱肥大部末端周辺に緩消法を約1分施術し、腱肥大部の縮小を確認した。その結果、左示指PIP関節屈曲時の痛みが10から4(NRS改変)と減少した。変化が確認できたため、さらに同部位周辺に約30秒施術し、腱肥大部の縮小を確認した。その結果、左示指PIP関節屈曲時の痛みが10から2(NRS改変)と減少した。
変化が確認できたため、さらに同部位周辺に約30秒施術し、腱肥大部の縮小を確認した。その結果、左示指PIP関節屈曲時の痛みが10から0(NRS改変)に消失し、ROM制限も確認できなくなった。
短時間で疼痛が無くなり、驚いた様子で笑顔で帰路につかれた。