【患者】50代後半、女性
【主訴】歩く時に体重がかかると左足の親指の付け根が痛い
【現病歴】20年以上前から両足に外反母趾がある。普段は外反母趾用のサポーターを使用したり、これまでに近所の治療院で施術を受けたこともあるが、著明な改善はなく、現在も痛みが継続している。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代後半、女性
【主訴】歩く時に体重がかかると左足の親指の付け根が痛い
【現病歴】20年以上前から両足に外反母趾がある。普段は外反母趾用のサポーターを使用したり、これまでに近所の治療院で施術を受けたこともあるが、著明な改善はなく、現在も痛みが継続している。
続きを読む【現症】左母趾の中足趾節関節(以下、MTP関節)外側に荷重時痛を感じている。視診上で腫脹・発赤・皮下出血斑・創・浸出液・鶏眼・胼胝はなく、また触診上で熱感は認めなかった。
【検査所見】レントゲン検査にて、MTP関節に著明な変形なし。
【施術と結果】立位荷重時に痛みを感じる部位を確認すると、痛みは母趾MTP関節外側にあり、母趾内転筋横頭・斜頭群と考えた。その痛みを感じる部位に緩消法を実施。約2分後、施術部の筋弛緩を確認。痛みは10から8(NRS改変)と小さくなった。
効果があったため、同部位に手術を継続。約5分後、更なる筋弛緩を確認。痛みは10から5(NRS改変)と小さくなった。続けて同部位に継続。約10分後、更なる筋弛緩を確認。痛みは10から3(NRS改変)と更に小さくなった。「かなり歩きやすくなった」と喜んでいただけた。