【患者】40代前半 女性
【主訴】ずいぶん前から、右腕を目一杯上げると脇が突っ張って気になっている。
【現病歴】10年以上前から(正確には覚えていない)、特に誘因なく右腋窩部引張感があり、症状は増悪も緩解もせず残存しているが、日常生活に支障はないので経過観察している。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】40代前半 女性
【主訴】ずいぶん前から、右腕を目一杯上げると脇が突っ張って気になっている。
【現病歴】10年以上前から(正確には覚えていない)、特に誘因なく右腋窩部引張感があり、症状は増悪も緩解もせず残存しているが、日常生活に支障はないので経過観察している。
続きを読む【現症】右肩自動関節可動域(以下、ROM)外転約170°で右腋窩部に引張感あり。
【施術と結果】本症例は、10年以上前から右肩関節外転時に腋窩部に引張感を覚えており、その要因は右腋窩部の筋緊張と考えて患部周辺を触察したところ、右腋窩部および腋窩部後壁に筋緊張が確認できた。
はじめに、もっとも強い引張感を訴える右腋窩部後壁の筋緊張部位に約1分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、右肩ROM外転約170°における同部位の引張感は主観で消失したが、右腋窩中央部の引張感を訴えたため同部位に約1分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、右肩ROM外転約170°における右腋窩中央部の引張感は主観で消失したが、右腋窩前壁の引張感を訴えたため同部位に約1分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、右肩ROM外転約170°における右腋窩前壁の引張感は主観で消失した。
10年以上気になっていたのに突っ張り感がなくなったと喜ばれていた。