【患者】70代前半、女性
【主訴】椅子に座っている時、前屈みの動作で腰が痛い
【現病歴】約2年前、特に誘因なく腰痛が発生。徐々に悪化し激痛になった。近医整形外科を受診し、腰部脊柱管狭窄症の診断を受けた。鎮痛剤内服と腰部硬膜外ブロック注射を8回行い、激痛は改善した。その後通院するも、内服薬の副作用と思われる気分不良と嘔吐が出現し投薬は中止となった。それ以降は、薬を飲みたくないため整骨院に通院をしているが、まだ明らかな改善は得られていない。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】70代前半、女性
【主訴】椅子に座っている時、前屈みの動作で腰が痛い
【現病歴】約2年前、特に誘因なく腰痛が発生。徐々に悪化し激痛になった。近医整形外科を受診し、腰部脊柱管狭窄症の診断を受けた。鎮痛剤内服と腰部硬膜外ブロック注射を8回行い、激痛は改善した。その後通院するも、内服薬の副作用と思われる気分不良と嘔吐が出現し投薬は中止となった。それ以降は、薬を飲みたくないため整骨院に通院をしているが、まだ明らかな改善は得られていない。
続きを読む【現症】椅座位での胸腰部前屈動作(以下、同動作)にて、約45°で腰部正中付近(第3〜4腰椎高位)に痛みあり。腰部側面の小指押圧深は左右とも約2cm。
【施術と結果】本症例の痛みは、痛みを感じる箇所を含めた腰部筋群全体の筋緊張亢進によるものと考えた。触診で最も筋緊張が高く感じる箇所から施術開始。
約5分で筋弛緩を確認。腰部側面の小指押圧深は左右とも約3cmに変化。同動作での約45°での痛みは10から0.5(NRS改変)とほぼ消失し、約60°まで可能(5の痛みを感じる)となった。
変化が見られた事から、同部位への施術を継続。約20分後、更なる筋弛緩を確認。腰部側面の小指押圧深は左右とも約4cmになり、同動作の約60°での痛みも10からほぼ0になったとの報告を受けた。「えーっ!」と驚かれ、喜んで頂けた。