【患者】30代後半 男性
【主訴】約1週間前から左の膝が痛くて走れなくなった。4日後のマラソン大会に出たいのでなんとかして欲しい。
【現病歴】約3ヶ月前からマラソン大会に出るためのトレーニングを始めた。約1週間から左膝関節痛を発症し走れなくなった。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】30代後半 男性
【主訴】約1週間前から左の膝が痛くて走れなくなった。4日後のマラソン大会に出たいのでなんとかして欲しい。
【現病歴】約3ヶ月前からマラソン大会に出るためのトレーニングを始めた。約1週間から左膝関節痛を発症し走れなくなった。
続きを読む【現症】安静時痛なし。歩行痛なし。走行時、跳躍着地時に痛みあり。
【施術と結果】本症例は約1週間前から発症した左膝関節痛を訴えているが、目視、触察によって出血および熱感、腫脹がない事から膝関節周辺の筋緊張が痛みの要因と考えた。
膝関節周辺の筋緊張は腰部の筋緊張が原因であると考え触察したところ、腰部側面の押圧深は左約3.0㎝、右約3.5㎝であった。同部位に緩消法を約15分施術し筋弛緩を確認した結果、押圧深は左約3.5㎝、右約4.0㎝となった結果、跳躍着地時の痛みが10から5(NRS改変)と小さくなった。走行時の痛みに変化は無かった。更に10分施術した結果、押圧深は左右共に約4.0㎝となった結果、跳躍着地時の痛みは10から0(NRS改変)と消失した。走行時の痛みは10から8(NRS改変)と小さくなった。
次に、触察によって腰部左側面中央から前方約4㎝の部位に筋緊張を確認し、約5分施術した結果、走行時の痛みは10から3(NRS改変)と小さくなった。
時間の関係でここまでの施術となったが本人は原因が分かって納得してる様子であった。「これなら何とか大会に出られそうだと」とお喜びのご報告を受けた。