【患者】30代前半、女性
【既往歴】-
【主訴】中学生の時に部活で人とぶつかり、膝を痛めた。それ以来、スポーツをしたりたくさん歩いたりすると膝が痛くなる。
【現病歴】約20年前、部活中に人とぶつかり、右膝を負傷した。その時のことは詳しくは覚えていないのだが、それ以来スポーツをしたり、たくさん歩いたりすると右膝に痛みが発生する。2週間前にバレーをした時に右膝が痛くなり、いつもは2~3日あれば痛みが治まるが、今回は治まらないと相談を受けた。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】30代前半、女性
【既往歴】-
【主訴】中学生の時に部活で人とぶつかり、膝を痛めた。それ以来、スポーツをしたりたくさん歩いたりすると膝が痛くなる。
【現病歴】約20年前、部活中に人とぶつかり、右膝を負傷した。その時のことは詳しくは覚えていないのだが、それ以来スポーツをしたり、たくさん歩いたりすると右膝に痛みが発生する。2週間前にバレーをした時に右膝が痛くなり、いつもは2~3日あれば痛みが治まるが、今回は治まらないと相談を受けた。
続きを読む【現症】安静時痛あり、右下肢への荷重時に痛みが悪化する。日常生活上の可動域制限は確認できなかった。
【施術と結果】本症例は、約20年前の部活中の負傷以来発生する右膝の痛みを訴えているが、目視と触察にて腫脹や熱感が確認できなかったことから、痛みの要因として右膝周辺の筋緊張が考えられた。
まず、最も痛みを感じる部位を指示していただいたところ、右膝蓋骨下縁周辺を示したため、右膝蓋骨下縁周辺を触察し、約15mm大のしこりが確認できたため、緩消法にて約1分弛緩したところ、安静時痛は10から6(NRS改変)となり、荷重痛は10から4(NRS改変)となった。
痛みに変化が確認できたため、引き続き同部位を緩消法にて約3分弛緩したところ、しこりが確認できなくなり、安静時痛は10から0(NRS改変)と消失し、荷重痛も10から0(NRS改変)と消失した。
ご本人の都合により短時間の施術となったが、「後遺症みたいなもので治らないものだと思っていた。治る方法があるとわかってとてもうれしい。」と安堵の表情であった。