【患者】50代後半 女性
【主訴】胸の左側、鎖骨の下付近が硬くて息がしづらい
【現病歴】約10年以上前に転倒して左肩を強打。それ以来呼吸が苦しくなり出した。常に呼吸がしずらい状態。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代後半 女性
【主訴】胸の左側、鎖骨の下付近が硬くて息がしづらい
【現病歴】約10年以上前に転倒して左肩を強打。それ以来呼吸が苦しくなり出した。常に呼吸がしずらい状態。
続きを読む【現症】視察上、左肩には皮疹・皮下出血斑・創なし。触察にて熱感なし。頚部自動関節可動域(以下、ROM)は屈曲約20°・外転約10°。
【治療と結果】約10年前に左肩を強打。それ以来。呼吸が苦しくなったと言う。触察により頚部左側の胸鎖乳突筋周辺に筋硬結様を確認した。本症例は痛みはないものの、筋肉が硬いことにより呼吸の苦しさが発症したと考えた。顔面の震えも生じいている。(顔面の震えの改善については後症例参照)
先ず、胸鎖乳突筋左側起始部周辺に緩消法にて5分施術、呼吸の苦しさを確認すると2割ほど軽減したとご報告を受けた。
効果があったため、引き続き同部位に継続。さらに5分弛緩していった。結果、呼吸の苦しさはさらに2割減。
腰部が頚部を引っ張っていることをお伝えし、腰部の弛緩もしていった。
左肩自動ROMは屈曲・外転とも約50°に改善。また、主観で、息のしづらさは5割ほど軽減、肩を動かすのも支障がなくなったと報告を受けた。長い間悩んでいて、良くなってとっても嬉しいと喜んで頂けた。