【患者】30代後半 男性
【主訴】左手がしびれているのが気になる。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】30代後半 男性
【主訴】左手がしびれているのが気になる。
続きを読む【現病歴】1週間前に誘因なく左手にしびれが生じたため、近医整形外科を受診したが検査結果に特に異常はなく、経過観察しているが症状が残存している。
【現症】左2,3指にしびれあり。
【施術と結果】本症例は、1週間前から誘因なく左2,3指にしびれを訴えており、その要因は患部の血行不良と考えて触察したところ、左前腕掌側、左肘窩周辺、頚部左側面に筋緊張が確認できた。
はじめに、もっとも患部に近い筋緊張部位の左前腕掌側の筋緊張部位に約2分、左肘窩周辺に約2分それぞれ施術したが、症状の変化は確認できなかった。そのため施術部位を頚部左側面に変更し、同部位周辺に約2分施術し筋弛緩を確認した。その結果、左2,3指のしびれは主観で5割減少した。引き続き、同部位周辺に約5分施術し筋弛緩を確認した。その結果、左2,3指のしびれは主観で7割減少した。十分な筋弛緩を確認したが症状が残存しているため、頚部左側の筋緊張は腰部の筋緊張が要因と考えて腰部の触察と筋緊張の確認を行い、第3腰椎棘突起から左に約7cmの筋緊張部位に約5分施術し筋弛緩を確認した。その結果、左2,3指のしびれは主観で9割減少した。
しびれはほとんど気にならなくなった、腰も関係あるなんて、と驚かれていた。