【患者】70代前半、女性
【主訴】転んで骨折して手術をした。まだ右手が握り込めない。
【現病歴】約1ヶ月前、他院他科受診時に駐車場にて転倒受傷。同院レントゲン検査にて右橈骨遠位端骨折を認めたため、手術目的にて救急病院へ転送された。即入院となり、後日、骨接合術を受けた。術後約3週で当院へ紹介となり、現在通院リハビリ中。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】70代前半、女性
【主訴】転んで骨折して手術をした。まだ右手が握り込めない。
【現病歴】約1ヶ月前、他院他科受診時に駐車場にて転倒受傷。同院レントゲン検査にて右橈骨遠位端骨折を認めたため、手術目的にて救急病院へ転送された。即入院となり、後日、骨接合術を受けた。術後約3週で当院へ紹介となり、現在通院リハビリ中。
続きを読む【現症】右示指から小指までの4本とも、自動屈曲での指尖手掌距離(tip palm distance;以下、TPD)が約2.5cmで、痛みと強張りで握り込めない。
【検査結果】レントゲン検査:右橈骨遠位端骨折の骨接合術後(掌側locking plate&screw固定)
【施術と結果】本症例は、骨接合術後からの発症であり、手術から約1ヶ月経過しリハビリ継続中であった。術後の腫脹回復が完了してない事を考慮し、術創部より近位の右肘関節屈側から遠位約12cmまでの範囲を施術箇所とした。
まずは、施術者①から施術開始。約2分で施術部の弛緩を確認。TPD約2.5cmでの痛みは10から0(NRS改変)と消失し約1.5cmまで改善が見られた。変化が見られた事から、同部位への施術継続を決定した。
次に、施術者②に交代。約3分でTPDは0cmとなり、0cmでの痛みを施術開始前と比較しても、10から4(NRS改変)と小さくなったと報告を受けた。
この時点で、別症状への対応の為、本症例への施術は終了した。
【その他】本症例は、当院にて、緩消法認定技術者の①秦②渡邉の2名で順次施術を行った症例であり、施術者を変更しても緩消法の効果を確認出来た症例であった。尚、本症例の検査評価は施術者①が行った。