【患者】80代後半 女性
【主訴】気持ちが悪く生あくびが出る
【現病歴】来院直後、緩消法での腰の施術前に、左右に揺れようと思ったが、吐き気がし生あくびが出る。椅子での施術が難しそうなので、寝位の姿勢に切り替える。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】80代後半 女性
【主訴】気持ちが悪く生あくびが出る
【現病歴】来院直後、緩消法での腰の施術前に、左右に揺れようと思ったが、吐き気がし生あくびが出る。椅子での施術が難しそうなので、寝位の姿勢に切り替える。
続きを読む【現症】約数週間前から、吐き気を伴う生あくびが出現。
【施術と結果】本症例は頚部前側の筋緊張により、吐き気を伴う生あくびが出現すると考えた。頚部前側は真下を降りた腹部に繋がっており腹部の筋緊張が主な要因と考えた。
過去60年の間に腹部に3回ほどの手術を受けて傷痕が残っており、その箇所に癒着様がみられ、真上を上がった頚部前側を引っ張っていることで症状が出現したと推測される。
先ずは、胸骨の真下中心辺りから、下腹部にかけて緩消法にて2分弛緩していった。主観で「生あくびが2割ほど減った。」とご報告を受けた。
次に肋骨に沿って、5分ほど弛緩していくと、「あれっ!止まってきた!」とご報告を受けた。
効果があったので、引き続き縦や横に10cmほどの3つの傷に沿って10分ほど弛緩していった。生あくびは消え吐き気も消失した。
残りの時間も腹部の弛緩に充てた。「来た時より調子が良くなった!」と元気になって帰られた。