【患者】90代前半 女性
【主訴】左膝の内側に体重をかけると痛みが出る。歩くときも痛い。
【既往歴】心臓ペースメーカー術後
【現病歴】左膝関節内側の痛みは1年以上前から寛解と増悪を繰り返し、3ヵ月前頃より増悪傾向にある。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】90代前半 女性
【主訴】左膝の内側に体重をかけると痛みが出る。歩くときも痛い。
【既往歴】心臓ペースメーカー術後
【現病歴】左膝関節内側の痛みは1年以上前から寛解と増悪を繰り返し、3ヵ月前頃より増悪傾向にある。
続きを読む【現症】左脚荷重時に鵞足部周辺に発痛。安静時痛は無い。
【施術と結果】本症例は、3ヵ月以上続く左膝内側の歩行時痛を訴えており、目視・触察にて熱感や腫脹は確認できなかったことから、痛みの要因は筋緊張による血行不良と推測した。痛みを訴える部位周辺を触察すると、膝蓋骨上縁内側に幅約1.5cm大のしこりの様な筋緊張を確認した。緩消法を約1分施し、しこりの大きさが約1cmとなった結果、痛みは10から8(NRS改変)となった。変化があった為、継続してしこりが解消するまで約2分緩消法を施した結果、痛みは10から0(NRS改変)となったが、発痛部位が約2cm膝窩方向に移動したと訴えられた。
次に、痛みを訴えられた部位を触察し、筋緊張を確認した。緩消法を約2分施し、筋弛緩を確認した結果、痛みは10から0(NRS改変)となった。左短下肢荷重動作や歩行をされても痛みが無くなっていると笑顔でお伝えくださいました。