【患者】40代後半 男性
【主訴】首が痛くて振り向く動作が困難。下を向いても上を向いても痛みが出る。
【既往歴】ー
【現病歴】6ヶ月前より誘因なく頚部両後頭部が左右に振り向くこと下を向いても上を向いてもが辛くなり、最近さらに悪化し全く良くならないので来院されたとのこと。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】40代後半 男性
【主訴】首が痛くて振り向く動作が困難。下を向いても上を向いても痛みが出る。
【既往歴】ー
【現病歴】6ヶ月前より誘因なく頚部両後頭部が左右に振り向くこと下を向いても上を向いてもが辛くなり、最近さらに悪化し全く良くならないので来院されたとのこと。
続きを読む【現症】自動関節可動域(以下、ROM)頸部左回旋約30°で右後頚部の痛みを訴え、ROM右回旋約60°で右後頚部の痛みを訴えた。
【施術と結果】先ずは、痛みのある箇所を指摘して頂き、右後頚部の痛みを訴えた部位に筋緊張を確認し緩消法を約30秒行い、ROM頸椎左回旋約60°、ROM頸椎右回旋約60°で痛みは10から0(NRS改変)と消失した。上下の痛みも消失した。
次に、左後頚部の痛みを訴えた部位に筋緊張を確認し、緩消法を約30秒行い、ROM頸椎左回旋約60°、ROM頸椎左回旋約60°で痛みは10から0(NRS改変)と消失した。上下の痛みも消失した。短時間でかなりの改善が見込めた。
頚部の痛みは腰部の筋緊張が原因であることを説明した。次に、第1腰椎棘突起正中より左右へ約2cm付近に硬結様を確認した。その部位を2分ほど弛緩し、結果、自動関節可動域(以下、ROM)頸部左回旋約80°、ROM右回旋約80°まで可動域が広がった。残りの時間は、腰部の真横側面の筋肉などを弛緩し、再発防止に努めた。
「かなり楽になりました!また予約します。」と言って帰られた。
この症例により頚部痛及びROM改善には緩消法がかなり有効であることが期待できる。