【患者】80代前半 女性
【主訴】痛みで動けない、特に左腕を動かす時に痛い。歩いていても響く感じで前に屈むとさらに痛くなる。ドアを開ける動作や料理を作る時も痛くて出来ない。
【既往歴】(-)
【現病歴】約1週間前から日常生活に支障がでるほどの背部痛が続いている。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】80代前半 女性
【主訴】痛みで動けない、特に左腕を動かす時に痛い。歩いていても響く感じで前に屈むとさらに痛くなる。ドアを開ける動作や料理を作る時も痛くて出来ない。
【既往歴】(-)
【現病歴】約1週間前から日常生活に支障がでるほどの背部痛が続いている。
続きを読む【現症】安静時痛なし。動作時に第7胸椎高位正中から左外方約5㎝の部位周辺に痛みあり。
【施術と結果】本症例は約1週間前に発症した背部痛を訴えているが、外傷性の痛みではない事と目視によって患部に特に異常は見られなかったことから、背部の痛みの要因は腰部の筋緊張と推察した。
先ず、痛みを感じる部位の直下で第12肋骨周辺の筋を触察したところ、筋緊張を認めたため約2分施術した結果、痛みは10から8(NRS改変)と小さくなった。
次に、腰部の筋緊張は腰部側面の筋緊張が要因だと考え、同部位に約20分施術したところ腰部側面の押圧深は約3.0㎝から約4.0cmと筋弛緩を確認した結果、痛みは10から3(NRS改変)と小さくなった。効果があったため更に約20分施術した結果、腰部側面の押圧深は約4.5cmとなり痛みは10から0(NRS改変)と消失した。
動作確認をしたところ「腕を動かしても全然痛くない」と喜んでいただけた