【患者】60代後半 女性
【主訴】足の甲の冷えと痺れ
【既往歴】大腸癌、卵巣嚢腫術後
【現病歴】5ヶ月ほど前に友人と公園のベンチに座り、約6時間位座ったまま話をしていた翌日より両足甲に冷えと痺れが出始めた。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】60代後半 女性
【主訴】足の甲の冷えと痺れ
【既往歴】大腸癌、卵巣嚢腫術後
【現病歴】5ヶ月ほど前に友人と公園のベンチに座り、約6時間位座ったまま話をしていた翌日より両足甲に冷えと痺れが出始めた。
続きを読む【現症】左足の方が症状が強く、立ちっぱなしが辛い。胸腰部左側に筋緊張が確認された。
【施術と結果】本症例は、5ヶ月続く足の甲の冷えと痺れを訴えており、目視・触察にて熱感や腫脹は確認できなかったことから
筋緊張による血行不良と推測した。先ず、触察にて確認した胸腰部左側の筋緊張部位に緩消法を約2分施し、筋弛緩を確認した結果、冷えや痺れの変化は無かったが、立位時の左足の辛さがご本人の主観で約3割減少したと報告を受けた。その為、体表より押圧深約5cmになるまで約8分施術した結果、左足の痺れの範囲が狭くなり、主観で約8割減少したと報告を受けた。
次に、痺れが残る部位の真上を辿った左鼠靭帯上縁周辺を触察し、鼠経靭帯上縁及び、下前腸骨棘より内側約2cmの筋に筋緊張を確認。鼠径部に緩消法を約3分施し筋弛緩を確認した結果、患者さんご本人の主観で、血が通っていると訴えられ、冷えは感じないと報告を受けた。次に、下前腸骨棘内側の筋緊張部位に約2分施術し筋弛緩を確認した結果、左足関節の屈曲伸展動作をされながら痺れも消失した。と報告を受けた。