【患者】40代前半、女性
【既往歴】-
【主訴】生理が来るたびに肩が凝る。
【現病歴】20年以上前から、特に誘因なく、月経に伴い肩こりが生じている。仕方のないものと諦めていたが、知人に当院を紹介され、受診された。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】40代前半、女性
【既往歴】-
【主訴】生理が来るたびに肩が凝る。
【現病歴】20年以上前から、特に誘因なく、月経に伴い肩こりが生じている。仕方のないものと諦めていたが、知人に当院を紹介され、受診された。
続きを読む【現症】安静時も左右共に肩こりの症状があり、左肩の凝りが強いとの訴えであった。日常生活上の可動域制限は確認できなかった。
【施術と結果】本症例は、特に誘因なく、月経に伴い肩こりが生じると訴えていることから、両肩部の筋緊張が肩こりの一つの要因であると考えた。
まず、一番強く症状を訴える左僧帽筋上部線維周辺を触察し、筋緊張が確認できたため、緩消法にて約15秒弛緩したところ、左肩の凝りが主観にて10割消失し、症状がなくなったとの報告を受けた。
次に、右肩部の凝りを感じる部位を指示していただいたところ、右僧帽筋上部線維周辺を指示された。症状のある右僧帽筋上部線維周辺を緩消法にて約15秒弛緩したところ、右肩の凝りが主観にて10割消失し、症状がなくなったと報告を受けた。
両肩部の凝りは消失したが、両僧帽筋上部線維の筋緊張は腰部側面の筋緊張により発生すると考えられるため、残りの約25分は腰部側面の筋緊張を緩消法にて弛緩し終了した。
「本当に来てよかった。」とお喜びの表情であった。