【患者】40代後半 女性
【主訴】春くらいから左肩が上がらなくなった。
【既往歴】尾骶骨骨折(約5年前)
【現病歴】約半年前に特に誘因なく左肩関節屈曲時の可動域制限と痛みが発現した。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】40代後半 女性
【主訴】春くらいから左肩が上がらなくなった。
【既往歴】尾骶骨骨折(約5年前)
【現病歴】約半年前に特に誘因なく左肩関節屈曲時の可動域制限と痛みが発現した。
続きを読む【現症】左肩関節可動域(以下、ROM)自動屈曲約90°で左肩関節から左上腕周辺に痛みが発現する。
【施術と結果】本症例の左肩関節屈曲時の可動域制限と痛みは激しい運動後などの炎症性のものではなく、約半年前から続いている慢性的な痛みであることから、痛みの要因は左肩関節周辺の筋肉が硬い為、そして左肩関節の筋を左腰部が硬い為に牽引していると考え、左腰部側面の腹部より約5cmから左腰部側面から背部約10cmで、第10、第11第12肋骨下部の筋緊張を触察により確認した。筋緊張部に約1分施術すると、左肩関節自動ROMは約100°と大きくなった。
効果がみられた為、更に同部に約3分施術し筋弛緩を確認した。
左肩関節自動ROMは約120°と変化した。痛みは10から6(NRS改変)と小さくなり、左肩関節自動屈曲ROM約90°での痛みは10から0(NRS改変)と消失した。
事情によりここで施術を終了した。短時間で、改善がみられ喜んで頂けた。