【患者】40代前半 女性
【主訴】風邪をひいて寝込んだ後、片頭痛が酷く辛かった。目の奥の方が痛いし、目が疲れる感じが治らない。
【既往歴】-
【現病歴】約3ヶ月前に風邪で発熱し、片頭痛が発症した。約1週間後、風邪の発熱と同時に片頭痛は改善したが翌日から左眼の奥の痛みを感じるようになり、改善する様子がなく知人の紹介により来院された。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】40代前半 女性
【主訴】風邪をひいて寝込んだ後、片頭痛が酷く辛かった。目の奥の方が痛いし、目が疲れる感じが治らない。
【既往歴】-
【現病歴】約3ヶ月前に風邪で発熱し、片頭痛が発症した。約1週間後、風邪の発熱と同時に片頭痛は改善したが翌日から左眼の奥の痛みを感じるようになり、改善する様子がなく知人の紹介により来院された。
続きを読む【現症】片頭痛は改善したが、左眼の奥の痛みと疲労感が残存している。
【施術と結果】本症例は、約3ヵ月前から左眼の痛みを訴えているが、他の症状が確認できないことから、左眼の奥の痛みと疲労感の要因は、内頚動脈周辺の筋緊張による頭部への血行不良であろうと考えた。
はじめに、触察により胸鎖乳突筋前縁部周辺に筋緊張を確認した。同部位周辺に緩消法を約2分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、主観により左眼の奥に痛みと疲労感は10から0(NRS改変)と消失した。
残りの時間は再発抑制のため、腰部側面の施術に移った。
胸鎖乳突筋前縁部周辺の筋緊張の要因は、腰部側面の筋緊張であろうと考え、腰部側面に緩消法を行い、筋弛緩を確認し施術を終了した。
「一瞬で頭に血が流れた感じで、パッと目がめっちゃ楽になった。全然違う!」と、大変驚いた様子だった。喜んだ様子で笑顔で帰路につかれた。