往療による歩行困難を伴う腰部痛に関する改善効果

【現症】腰部右側に安静時痛があり、歩行時に腰部右側の痛みが増悪し、右下肢に痺れあり。

【施術内容・結果】本症例は、腰部に痛みを訴えており、腰部の筋緊張が痛みの要因と考えた。

　初めに、痛みを訴えている腰部右側の疼痛部位を触察により筋緊張を確認し緩消法を約5分施術し筋弛緩を確認した。結果、安静時の腰部の痛みが１０から７（ＮＲＳ改変）と小さくなった。

　腰部の筋弛緩が痛みの減少になると考え、触察により腰部側面の筋緊張を確認し緩消法を約10分施術し筋弛緩を確認した。結果、安静時の腰部の痛みが１０から２（ＮＲＳ改変）と小さくなり、主観により、右下肢の痺れが6割減少したとの報告を受けた。引続き、腰部側面の筋緊張部位に緩消法を約１０分施術し筋弛緩を確認した。結果、安静時の腰部の痛みが１０から０（ＮＲＳ改変）と消失したが、胸腰部右側屈による筋収縮時の痛みが残存しているとの報告を受けた。胸腰部右側屈時の疼痛部位を触察により確認し緩消法を約５分施術し筋弛緩を確認した。結果、胸腰部右側屈による筋収縮時の痛みが消失し、主観により右下肢の痺れが消失したとの報告を受けた。

　痛み無く歩けるようになって良かったと喜びの声を頂けた。