【患者】70代前半 男性
【主訴】きっかけは記憶にないが、3年くらい前から首を後ろに倒すと痛い。
【既往歴】顔面神経麻痺
【現病歴】約3年前から誘因なく頚部伸展動作で後頚部に痛みが出現する。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】70代前半 男性
【主訴】きっかけは記憶にないが、3年くらい前から首を後ろに倒すと痛い。
【既往歴】顔面神経麻痺
【現病歴】約3年前から誘因なく頚部伸展動作で後頚部に痛みが出現する。
続きを読む【現症】頚部伸展動作で後頚部右側に痛みが出現。日常生活上の頚部可動域制限は確認できなかった。
【施術と結果】本症例は、後頚部右側に痛みを訴えており、目視及び触察にて痛みを訴える部位の皮下出血や腫脹及び熱感が感じられないことから、後頚部の筋緊張による血行不良が痛みの要因と考えた。
はじめに、後頚部右側の痛みを訴える部位を触察したところ、第2頚椎棘突起より右外側方2横指周辺に筋緊張を確認した。筋緊張部位に緩消法を約1分施術し筋弛緩を確認した結果、訴える部位の痛みが10から5(NRS改変)と小さくなった。改善が見られたことから、さらに同部位周辺の筋緊張部位に約2分施術し筋弛緩を確認した結果、痛みが10から0(NRS改変)と消失した。
約3週間後、後頚部の痛みがなく生活できていると喜びの報告を受けた。