【患者】50代後半 女性
【主訴】右手の人差し指と中指の感覚が鈍い。
【既往歴】-
【現病歴】半年前から右示指・中指の背側の知覚鈍麻があり、症状に変化なく残存している。不安になり、近医脳神経外科で頭部と頚部のMRIを撮影したが特に異常はなかったとのこと。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代後半 女性
【主訴】右手の人差し指と中指の感覚が鈍い。
【既往歴】-
【現病歴】半年前から右示指・中指の背側の知覚鈍麻があり、症状に変化なく残存している。不安になり、近医脳神経外科で頭部と頚部のMRIを撮影したが特に異常はなかったとのこと。
続きを読む【現症】右示指・中指背側の知覚が健側と比較して6割程度。
【施術と結果】本症例は、特に誘因なく半年前から右示指・中指背側の知覚鈍麻を訴えており、近医脳神経外科でも異常が見られなかったとのことから、その要因は右上肢への血行不良と考えた。患部周辺から頚部にかけて触察し、右前腕背側および頚部右側に筋緊張が確認された。
はじめに患部に近い筋緊張部位の右前腕背側に約2分施術し、筋弛緩を確認したが症状に変化が確認できなかった。施術部位を頚部の筋緊張部位に変更し、右胸鎖乳突筋停止部周辺の筋緊張部位に約1分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、右示指・中指背側の知覚は健側と比較して主観で8割まで改善した。引き続き、同部位周辺に約5分施術し筋弛緩を確認した。その結果、右示指・中指背側の知覚は健側と比較して9割まで改善した。
いろいろ不安だったが血行の問題だったのねと納得していただいた。