10年前から消長を繰り返す左膝関節痛の改善例

【現症】歩行の荷重時に、左膝関節内側に痛みがある。左膝関節を屈曲状態のまま歩行すると、軽減するとの事で、左膝関節を屈曲状態のままで跛行している。

【施術と結果】本症例は、左膝関節内側に痛みを訴えており、左膝関節内側周辺の筋緊張が痛みの要因である考えた。触察にて左膝関節内側周辺に筋緊張を確認し、緩消法にて約1分施術し筋弛緩を確認した。結果、歩行時に左膝関節内側の痛みが10から8（NRS改変）となった。改善が見られた為、引き続き同部位周辺を約1分施術し筋弛緩を確認した。結果、歩行時に左膝関節内側の痛みが10から7（NRS改変）となった。

　次に左膝関節を屈曲状態のまま歩行すると、左膝関節内側の痛みが軽減する事から、左膝窩部周辺の筋緊張が痛みの要因と考え、触察にて筋緊張を確認し、約2分施術し筋弛緩を確認した。結果、歩行時に左膝関節内側の痛みが10から6（NRS改変）となった。改善が見られた為、引き続き同部位周辺に約2分施術し筋弛緩を確認した。結果、歩行時に左膝関節内側の痛みが10から5（NRS改変）となった。左膝関節を屈曲状態のままで跛行していたが、主観で約5割減少したと報告を受けた。

　ベッドの周りを一周歩行しながら、跛行が軽減したと喜びの報告を受けた。ここで別部位の施術を希望され、一旦本症例の施術を終了した。別部位の施術後、ご本人の希望もあり完治と再発防止の為、腰部の緩消法を行い終了した。