【患者】70代前半 女性
【主訴】右足が浮腫んで歩きづらい
【既往歴】ー
【現病歴】約3年前から特に誘因なく右大腿部から右膝関節にかけて浮腫が発症し歩行時に杖を使用している。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】70代前半 女性
【主訴】右足が浮腫んで歩きづらい
【既往歴】ー
【現病歴】約3年前から特に誘因なく右大腿部から右膝関節にかけて浮腫が発症し歩行時に杖を使用している。
続きを読む【現症】右大腿部から右膝関節の浮腫は左に比べ約3割増しの状態。
【施術と結果】本症例の右大腿部から右膝関節の浮腫の要因は大腿部、右膝関節に熱感や腫張はないことから右大腿部から右膝関節周辺の筋緊張により血管を圧迫しているために浮腫が発現していると考えてた。右大腿部から右膝関節を触察し、ほぼ全体の筋の緊張があった為、脚への血行に関する鼠径部右側の大腿部外壁から約10㎝の周辺部約3㎝を約3分施術し弛緩を確認した。筋の弛緩は少し確認したが、浮腫の軽減は確認できなかった。施術による浮腫の変化は確認できなかったが、強い筋緊張が残存していた為、引き続き同じ右鼠径部を約10分施術を行った。筋弛緩を確認し、浮腫は約7割と小さくなった。
鼠径部の筋緊張は大体の弛緩を確認した為、次に右大腿部から右膝関節の全体に浮腫の奥に筋緊張を確認し、全体を約30分施術を行った。
筋弛緩を確認し、浮腫は約3割と小さくなり、施術を終了した。
その後3回施術を行い、継続中である。毎回来院時は浮腫が前回施術後より2割程度増しているが、脚が軽くなってきて嬉しいと報告頂いた。