【患者】70代前半 女性
【主訴】右の薬指が曲げると痛い。
【既往歴】ー
【現病歴】今までも時に痛みがあったが、1週間前から右示指DIP関節に痛みが発現した。近医整形外科を受診しベバーデン結節と診断された。当院で腰部の施術を受けに来院された際に相談を受け対応した症例になる。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】70代前半 女性
【主訴】右の薬指が曲げると痛い。
【既往歴】ー
【現病歴】今までも時に痛みがあったが、1週間前から右示指DIP関節に痛みが発現した。近医整形外科を受診しベバーデン結節と診断された。当院で腰部の施術を受けに来院された際に相談を受け対応した症例になる。
続きを読む【現症】安静時痛はないが、重い感覚がある。DIP関節屈曲時の運動痛を訴えており、腫脹」熱感は確認できない。目視によるDIP関節の軽度の変形は確認できる。関節可動域制限は確認できない。
【施術と結果】本症例は右示指DIP関節の屈曲時の運動痛を訴えている。近医整形外科でベバーデン結節の診断を受けているが、痛みは診断名とは関係なく筋緊張による血行不良が要因であろうと考えた。
更にDIP関節に痛みを訴えているが、施術のポイントはDIP関節より近位部にあると考察しMP関節周辺を触察すると手背部の右示指と右小指の間の筋緊張が顕著であった為、同箇所に約1分緩消法を行い筋弛緩を確認した。
その結果、右示指DIP関節の屈曲時痛は10から0(NRS改変)と消失した。そして重い感覚も主観で無くなったとの報告を受けた。その後は再発防止の為にも必要と考える腰部の筋弛緩を行い終了した。短時間で痛みが消失し、さらに重い感覚も無くなり、「緩消法って凄いですね」と大変驚かれた様子でした。