【患者】80代前半、女性
【既往歴】腰椎椎間板ヘルニア手術後(詳細不明)
【主訴】1か月前からまた腰が痛くなった。
【現病歴】50代の頃、腰椎椎間板ヘルニア(詳細不明)との診断にて手術をした。その後、約6か月で再発し、2~3年毎に痛みの消長を繰り返している。80歳の頃から痛みが悪化し、常に痛みがある状態になり、趣味の散歩ができなくなったため、当院受診された。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】80代前半、女性
【既往歴】腰椎椎間板ヘルニア手術後(詳細不明)
【主訴】1か月前からまた腰が痛くなった。
【現病歴】50代の頃、腰椎椎間板ヘルニア(詳細不明)との診断にて手術をした。その後、約6か月で再発し、2~3年毎に痛みの消長を繰り返している。80歳の頃から痛みが悪化し、常に痛みがある状態になり、趣味の散歩ができなくなったため、当院受診された。
続きを読む【現症】安静時も第4腰椎高位の脊柱起立筋周辺に痛みがある。日常生活上の可動域制限は確認できなかったが、前かがみの動作で痛みが悪化する。
【施術と結果】本症例は、30年以上前から消長を繰り返す腰痛であり、目視と触察にて腫脹や熱感が確認できなかったため、腰部側面の筋緊張が痛みの一つの要因であると考えた。
まず、触察にて腰部側面の筋緊張を確認したところ、押圧深約1cmであった。緩消法にて約2分弛緩したところ、痛みが10から7(NRS改変)となった。
痛みに変化が確認できたため、引き続き同部位を緩消法にて約10分弛緩したところ、痛みが10から5(NRS改変)となり、前かがみ動作が可能となった。
さらに同部位を約15分弛緩したところ、押圧深約3cmとなり、痛みが10から0(NRS改変)となった。
「30年以上痛かったので、もう諦めていた。これからは自分でやり方を覚えて治したい。」と笑顔で帰路につかれた。