【患者】70代後半、男性
【主訴】腰が痛くてゴルフのスイングが出来ない
【既往歴】特記事項なし
【現病歴】もともと軽い腰痛があり、症状が強い時には近所の整体に行っていた。約3ヶ月前、ゴルフの練習を数時間実施した後から、腰部全体に痛みが出現したとのこと。いつも行く整体に定期的に通っているが、まだ同じ痛みが残存しており、ゴルフスイングが出来ない。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】70代後半、男性
【主訴】腰が痛くてゴルフのスイングが出来ない
【既往歴】特記事項なし
【現病歴】もともと軽い腰痛があり、症状が強い時には近所の整体に行っていた。約3ヶ月前、ゴルフの練習を数時間実施した後から、腰部全体に痛みが出現したとのこと。いつも行く整体に定期的に通っているが、まだ同じ痛みが残存しており、ゴルフスイングが出来ない。
続きを読む【現症】立位での胸腰部回旋自動可動域(以下、ROM)は、右約30°・左約15°で、
左回旋時に腰部右側に痛みあり。
【検査所見】腰部に知覚鈍麻なし。両下肢の神経学的異常なし。
【施術と結果】立位での胸腰部左回旋時(以下、同動作)に腰部右側に感じる痛みは、腰椎第3~4高位にあり。同部(以下、部位A)を触診すると、左と比べ筋緊張が高かったため、それによる痛みと推察し、部位Aへの施術を開始した。開始約2分で部位Aの筋弛緩を確認。同動作での痛みは10から5(NRS改変)と小さくなった。
次に一番痛みが気になる部分を示してもらうと、同動作において腰部左側の腰椎第3~4高位(以下、部位B)であったため、部位Bに実施。開始約2分で部位Bの筋弛緩を確認。同動作での痛みは10から0(NRS改変)と消失した。
再度、一番痛みが気になる部分を示してもらうと部位Aであったため、そこに施術。約2分では筋弛緩を確認できなかったため、約5分実施。部位Aの筋弛緩を確認できたため同動作を行ってもらうと、約15°での痛みは消失し、約30°まで可能となり、その角度での痛みは10から3(NRS改変)と当初と比しても小さくなっていた。
効果があったため、部位Aに続けて実施し、約10分で更なる筋弛緩を確認。同動作での痛みは10から2(NRS改変)と小さくなっており、ROMは左右とも約45°まで可能となった。軽くスイングができそう、と喜んで頂けた。