【患者】50代後半、女性
【既往歴】パーキンソン病(約12年前)
【主訴】約12年前から右足首が痛くて歩き辛くて困っている
【現病歴】パーキンソン病と診断された約12年前と同時期に誘因なく右足関節に痛みが発生した。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代後半、女性
【既往歴】パーキンソン病(約12年前)
【主訴】約12年前から右足首が痛くて歩き辛くて困っている
【現病歴】パーキンソン病と診断された約12年前と同時期に誘因なく右足関節に痛みが発生した。
続きを読む【現症】安静時痛なし、荷重応答期において右足関節に痛みが発生し跛行を呈する。
【施術と結果】本症例は約12年前からの跛行を呈する右足関節痛を訴えているが、外傷性ではなく慢性的な痛みである事から痛みの原因は筋緊張による血行不良と推察した。
触察により右下腿部後面と前面には痛みを発する程の筋緊張を確認することが出来なかったため、下肢の痛みを発生させると考えられる腰部の触察を行った結果、第4腰椎高位で正中から右外方約15㎝までの範囲に筋緊張を確認することが出来た。
腰部の筋緊張は腰部側面の筋緊張が要因だと考え、同部位に約5分施術したところ腰部側面の押圧深は約2.5㎝から約3.0cmと筋弛緩を確認した結果、痛みは10から8(NRS改変)と小さくなった。効果があったため更に約30分施術した結果、腰部側面の押圧深は約2.5㎝から約3.5cmとなり痛みは10から0(NRS改変)と消失した。
「こんなに早く効果が出るなんて思ってなかったわ、3時間かけて来た甲斐があった」と喜んでいただけた。