【患者】10代後半 男性
【主訴】腰を反らしたり、走ったりすると腰が痛い
【既往歴】腰椎分離症(約2ヶ月前)
【現病歴】約2ヶ月前に陸上競技大会でウォーミングアップをしている際に腰部右側に軽度の痛みを感じた。試合後に痛みが増悪し近医整形外科にて腰椎分離症と診断されリハビリ等を受けている。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】10代後半 男性
【主訴】腰を反らしたり、走ったりすると腰が痛い
【既往歴】腰椎分離症(約2ヶ月前)
【現病歴】約2ヶ月前に陸上競技大会でウォーミングアップをしている際に腰部右側に軽度の痛みを感じた。試合後に痛みが増悪し近医整形外科にて腰椎分離症と診断されリハビリ等を受けている。
続きを読む【現症】胸腰部関節可動域(以下、ROM)は自動伸展約10°で第4腰椎高位で右外方約10㎝の周辺に痛みが発生する。
【施術と結果】本症例は約2ヶ月前から続く腰部の痛みをが訴えているが、患部周辺の腫脹、発赤、熱感等は確認出来なかったことから痛みの要因は筋緊張と推察した。
先ず、痛みのある部位を触察したところ筋緊張を認めたため同部位に対し約2分施術して筋弛緩を確認した結果、胸腰部ROMは伸展約15°と大きくなったが痛みの変化は無かった。筋緊張が残存しているため更に約10分施術した結果、胸腰部ROMは伸展約20°と大きくなったが痛みの変化は無かった。
次に、腰部の緊張は腰部側面の緊張が要因と考え腰部側面の施術に移行した。腰部側面の筋緊張部位に約30分施術し腰部側面の押圧深は約2.5㎝から約4.0cmと筋弛緩した結果、胸腰部ROMは伸展約30°と大きくなり、痛みは10から5(NRS改変)と小さくなった。
最後に痛みを感じる筋緊張部位を触察したところ約10㎜大のしこりを確認したため約5分の施術でしこりが弛緩した結果、痛みは10から0(NRS改変)と消失した。
「HPをみて緩消法なら治るかもしれないと感じたので、遠かったけど来て良かった。」と喜んでいただけた。