【患者】50代後半 女性
【主訴】コロナの後、味覚がわからなくなった。
【既往歴】ー
【現病歴】1週間前にコロナに羅患し前日から味覚障害が現れた。味覚障害に関しては病院で診察は受けていない。当院通院中のご家族の紹介で来院された。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代後半 女性
【主訴】コロナの後、味覚がわからなくなった。
【既往歴】ー
【現病歴】1週間前にコロナに羅患し前日から味覚障害が現れた。味覚障害に関しては病院で診察は受けていない。当院通院中のご家族の紹介で来院された。
続きを読む【現症】一週間前にコロナに羅患したが、来院日は味覚障害以外の症状は訴えていない。味覚障害として料理した物の味がわからないとの訴えであった。
【施術と結果】本症例は味覚障害を訴えていたが、過去、インフルエンザ羅患後の味覚障害が改善した経験があった為、今回の症状も病院での受診はなかったものの舌への血行不良が味覚障害の要因の一つではないかとの考察をし、舌への血行不良を改善させる目的で施術にあたった。
舌の血行不良の要因として舌への血管を筋の緊張による圧迫が考えられる。施術ポイントとして下顎骨内縁、舌動脈周辺、外頸動脈周辺と考え、各箇所を触察すると筋緊張が確認できた為、緩消法を各箇所をそれぞれ左右約1分ずつ、合計約5分行い筋弛緩を確認した。
結果はその場で確認する事は出来ない為、その後は今回の施術ポイントが筋緊張する根本的な要因と考える腰部の筋緊張を弛緩する事とし、腰部の特に真横から前方約4cmの範囲にかけての筋弛緩を行い終了した。
翌日、再来院され施術後の状況をお聞きした所、帰宅して夕食の料理をした約6時間後には味覚がほぼ戻っていたとの報告を受けた。凄く助かりましたと感謝の意を伝えられました。