【患者】20代後半、女性
【主訴】交通事故から腰の左側が痛くて辛い。寝起きや物を取ろうと前屈みになるとギックリきそうになる。
【既往歴】特記事項なし
【現病歴】約半年前に交通事故に遭い、腰部を負傷。近医救急病院に搬送され、腰椎捻挫の診断を受けた。以後、他院整形外科で通院リハビリ中であったが、約3ヶ月前に再度交通事故にて同部を負傷した。現在も通院リハビリ中である。現時点で通院約半年になるが、まだ頑固に腰痛が残存している。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】20代後半、女性
【主訴】交通事故から腰の左側が痛くて辛い。寝起きや物を取ろうと前屈みになるとギックリきそうになる。
【既往歴】特記事項なし
【現病歴】約半年前に交通事故に遭い、腰部を負傷。近医救急病院に搬送され、腰椎捻挫の診断を受けた。以後、他院整形外科で通院リハビリ中であったが、約3ヶ月前に再度交通事故にて同部を負傷した。現在も通院リハビリ中である。現時点で通院約半年になるが、まだ頑固に腰痛が残存している。
続きを読む【現症】第3から第5腰椎高位の正中より左へ5横指外側付近に痛みあり。特に起床時に痛みが強いとの事だったが、施術開始前は、ベッド端座位での腰部前屈の自動可動域(以下、ROM)約10°にて急性腰痛症様の痛みが出現しそうになり、強い可動域制限が見られた。
【検査結果】画像上、外傷所見なし。
【施術と結果】本症例は、交通事故を痛みの出現契機としている。痛みが外側よりも正中寄りが強かったことから、腰部側面の筋緊張亢進が大きな要因となっていると考えたため、腰部側面の施術から開始する事とした。触察にて腰部左側面に筋緊張亢進部分を確認、施術開始箇所とした。
まず、施術者①の施術開始から約2分で筋弛緩を確認。痛みは10から7(NRS改変)と小さくなった。ROMは、約10°から約15°と大きくなった。変化が見られた事から、同部位への施術を継続する事した。
次に、施術者②に交代。約10分で痛みは10から5(NRS改変)と小さくなった。更に約5分の施術にて、痛みは10から0(NRS改変)と消失し、ROMは約15°から約40°と改善した。
「リハビリを続けてきたが、変化がなかったのに、この短時間で痛みが消えたことに驚いた。」と報告を受けた。
【その他】本症例は、当院にて、緩消法認定技術者の①筆者②渡邉の2名で順次施術を行った症例であり、施術者を変更しても緩消法の効果を確認出来た症例であった。尚、本症例の検査は施術者①が行った。