【患者】50代前半、男性
【既往歴】-
【主訴】18歳の時にバレーボールをしていて腰に激痛が走り、それ以来腰痛に悩まされている。
【現病歴】18歳の時にバレーボールをしていて腰部に激痛が走り、3日間寝たきり状態になった。それ以降腰部に痛みがあり、消長を繰り返している。1年に2回はぎっくり腰になるため、何か良い方法はないかと調べ、当院を受診された。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代前半、男性
【既往歴】-
【主訴】18歳の時にバレーボールをしていて腰に激痛が走り、それ以来腰痛に悩まされている。
【現病歴】18歳の時にバレーボールをしていて腰部に激痛が走り、3日間寝たきり状態になった。それ以降腰部に痛みがあり、消長を繰り返している。1年に2回はぎっくり腰になるため、何か良い方法はないかと調べ、当院を受診された。
続きを読む【現症】安静時痛あり。前かがみ動作が不安であり、胸腰部屈曲約15°以上は怖くて動けないとのこと。
【施術と結果】本症例は30年以上消長を繰り返している腰痛の訴えであるが、目視と触察にて腫脹や熱感が確認できなかったため、腰部全体の筋緊張が痛みの一つの要因であると考えた。
痛みを訴えているのは両脊柱起立筋周辺であったが、腰部側面の筋緊張が弛緩すれば痛みが軽減すると考え、腰部側面を触察し、筋緊張が確認できたため、緩消法にて約2分弛緩したところ、安静時の痛みが10から6(NRS改変)となった。
痛みに変化が確認できたため、引き続き同部位を緩消法にて約5分弛緩したところ、安静時の痛みが10から0(NRS改変)となり、前かがみ動作に不安がなくなり、日常生活上の可動域制限は確認できなくなった。
痛みが消失したため、残りの約15分は再発防止のため、腰部側面の筋緊張を緩消法にて弛緩した。
「革靴を履くのも一苦労だったのがうそのように腰が軽い。」とお喜びの様子であった。