【患者】50代後半 女性
【主訴】2~3年前から腰が痛くて、病院に行ったが改善せず、3ヶ月前から急激に悪化した。
【既往歴】ー
【現病歴】2年以上前から誘因無く腰部痛が発症。以降は症状が次第に悪化していた為、約4ヶ月前に近医整形外科を受診したところすべり症と診断され、鎮痛薬を処方された。その後も症状が改善せず約3ヶ月前に急激に悪化して腰部に激痛が走り、近医整形外科を再度受診したところ脊柱管狭窄症と診断され、再び鎮痛薬を処方された。次第に右下肢に痛みや痺れも生じるようになり、不安になりインターネットで検索していたところ当院を見つけて来院。
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【現症】腰部全体、特に腰部右側に安静時痛有り。右下肢全体に軽度の痛みと痺れ有り。
【施術と結果】本症例は、誘因無く腰部痛が発症して次第に悪化しており、目視と触察により腫脹や熱感が確認できないことから、腰部の筋緊張が要因と考えた。
先ず、最も痛みを感じる部位を示指で示してもらったところ、第3腰椎棘突起から右外側に約8cm周辺を示した為、触察により同部位に筋緊張を確認し、緩消法を約10分施術し筋弛緩を確認。結果、腰部の安静時痛は10から9(NRS改変)と小さくなった。
あまり改善が見られなかった為、先ず腰部全体の筋緊張を弛緩させる為、第3腰椎高位の腰部側面から緩消法を約10分施術し筋弛緩を確認。結果、腰部の安静時痛は10から7(NRS改変)と小さくなった。改善が見られ為、続けて同部位周辺に緩消法を約10分施術し筋弛緩を確認。結果、腰部の安静時痛は10から5(NRS改変)と小さくなった。
施術後起立した際、「腰が軽くなってる」と驚いた表情でご報告いただいた。