【患者】60代前半女性
【主訴】左膝が痛くて曲げられない。
【既往歴】ー
【現病歴】約1週間前より左膝に痛みが発生し様子を見ていたが、痛みが強くなり膝関節屈曲痛が発生する。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】60代前半女性
【主訴】左膝が痛くて曲げられない。
【既往歴】ー
【現病歴】約1週間前より左膝に痛みが発生し様子を見ていたが、痛みが強くなり膝関節屈曲痛が発生する。
続きを読む【現症】膝関節屈伸運動時、左膝関節可動域(以下、ROM)自動で屈曲約90°にて大腿部下部内側周辺部に運動痛が発生する。
【施術と結果】本症例は誘因なく発生していて患部に腫脹、熱感、発赤などは目視で確認出来なかった為、大腿部前面の筋緊張であると推測をし、その筋緊張が持続するのは腰部筋群の筋緊張が原因であると考えた。
先ず、左大腿部下部内側の筋緊張に対し緩消法を約1分行い筋弛緩を確認した。痛みは10から6(NRS改変)に小さくなった。続けて患部周辺部の筋緊張に対し緩消法を約2分行い筋弛緩を確認した。痛みは10から2(NRS改変)に小さくなった。左膝関節ROM自動で屈曲約120°を超えると運動痛あり。
次に、腰部筋群の側面より前方の筋緊張に対し緩消法を約10分行い筋弛緩を確認した。痛みは10から0(NRS改変)に消失した。屈伸運動が楽に行うこと出来る様になり、仕事上しゃがみ動作が辛かった為、痛みがなくなり喜ばれた。