【患者】50代後半 女性
【主訴】歩くとき常に太ももの外側が痺れている。
【既往歴】ー
【現病歴】約3年前から特に誘因なく歩行時左右共に大腿部外側が痺れている。左右大腿部外面共に痺れがあり、歩行に支障があり来院された。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代後半 女性
【主訴】歩くとき常に太ももの外側が痺れている。
【既往歴】ー
【現病歴】約3年前から特に誘因なく歩行時左右共に大腿部外側が痺れている。左右大腿部外面共に痺れがあり、歩行に支障があり来院された。
続きを読む【現症】立脚時の大腿部外面の痺れは右が10とすると、左は7の状態であり、歩行時は約2分で痺れが増大し、歩行を中断している。
【施術と結果】本症例の大腿部外面の痺れは薄手の衣服の上からなの触察と目視にて腫れや熱感は確認できなかった事から、筋の緊張による血行不良が要因の一つであると考えた。
左右の大腿部外面とその直上の腸骨稜周辺を触察すると、痺れの強く感じる右側の筋緊張が左側と比較し右の大腿部外面から直上の腸骨稜周辺の筋緊張の範囲は左の筋緊張の約2割増であった。
痺れの強い左右大腿部外面の直上の腸骨稜周辺の筋緊張を約3分施術した。筋弛緩を確認し、痺れを確認したところ主観で約7割に減少したと報告を受けた。
痺れの減少を確認した為、更に同部に約10分施術を行い、主観により約3割と減少した。
更に腸骨稜周辺の範囲を広げ、腰の側面から正中へ施術を約20分行った。結果、右大腿部外面は引張感があるものの、痺れは主観により消失したと報告を受けた。