【患者】40代後半、女性
【主訴】右足裏が1番痛く、両足全体が常に痛む
【既往歴】線維筋痛症
【現病歴】約4ヶ月前に突然足が攣るような痛みが出現し入院した。轆轤を使った陶芸の研修を受けていて、練習のために長時間不慣れな姿勢での作業を続けていたがそれが要因かは不明。数箇所近医を受診したがはっきりした原因は分からず、繊維筋痛症の疑いがあるとも言われた。その他整体や鍼治療にも通ったが改善はみられなかった。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】40代後半、女性
【主訴】右足裏が1番痛く、両足全体が常に痛む
【既往歴】線維筋痛症
【現病歴】約4ヶ月前に突然足が攣るような痛みが出現し入院した。轆轤を使った陶芸の研修を受けていて、練習のために長時間不慣れな姿勢での作業を続けていたがそれが要因かは不明。数箇所近医を受診したがはっきりした原因は分からず、繊維筋痛症の疑いがあるとも言われた。その他整体や鍼治療にも通ったが改善はみられなかった。
続きを読む【現症】安静時に右足底に強い痛みが常にある。右足底、左足底、右下腿後面、右大腿前面と外側部、右臀部、左下肢全体の順番に痛みがある状態。朝起床時に特に痛みが強くなる。
【施術と結果】本症例は、繊維筋痛症の疑いと診断されているが痛みは下半身のみであり、轆轤を使った不慣れな作業を長時間続けた後で痛みが出たことから、下肢及び腰部周辺の筋緊張による両下肢への血行不良が痛みの要因と考えた。
先ず、緩消法で腰部側面から正中方向に向けて腹斜筋群を施術していき、約10分かけて約1cmほどの筋緊張の弛緩を確認できた。その時点で主訴である右足底部の痛みに変化が起きているのが確認できた。確実に痛みの減少が感じられたので引き続き同箇所を合計約30分かけて施術を行ったところ、両下肢全体の痛みは10から5(NRS改変)と減少した。
どこに行っても原因が分からず痛みも変化せずだったのに、原因が分かり痛みも半減して信じられない様子だった。