【患者】60代前半 男性
【主訴】右腕を挙げると右肩が痛い。
【既往歴】ー
【現病歴】約1年前に誘因なく右肩関節周辺に強い痛みが発生。約2ヶ月前からは強い痛みは軽減してきている。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】60代前半 男性
【主訴】右腕を挙げると右肩が痛い。
【既往歴】ー
【現病歴】約1年前に誘因なく右肩関節周辺に強い痛みが発生。約2ヶ月前からは強い痛みは軽減してきている。
続きを読む【現症】右肩関節可動域(以下、ROM)が自動で外転約110°で右肩関節周辺に痛みが出現する。
【施術と結果】本症例は、右肩ROMが自動で外転約110°時に右肩関節周辺の痛みを訴えている事から、外転約110°時での右肩関節周辺の筋緊張が痛みの要因と考えた。
初めに、外転約110°時の痛みを訴えている右肩関節周辺を触察したところ、右大円筋起始部周辺に筋緊張を確認し、緩消法を約2分施術し筋弛緩を確認した。結果、右肩ROMが自動で外転約110°で右肩関節周辺の痛みが10から0(NRS改変)と消失し、右肩ROMが自動で外転約140°と大きくなった。改善が見られた為、引き続き同部位周辺に緩消法を約2分施術し筋弛緩を確認した。結果、右肩ROMが自動で外転約140°で右肩関節周辺の痛みが10から0(NRS改変)と消失し、右肩ROMが自動で外転約160°と大きくなった。
ここで別部位の施術を希望され、本症例の施術を終了した。外転動作をしながら「おう、ここまで右腕が挙げられる。」と喜びの報告を受けた。