【患者】60代前半 男性
【主訴】首から肩が痛くて動かせない
【既往歴ー
【現病歴】前日に除草作業をして疲労感があったが、翌日の昼過ぎに突然、頸部から肩部に引張感が発生した。痛みが発生した時点で連絡をいただき、夜間に対応した。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】60代前半 男性
【主訴】首から肩が痛くて動かせない
【既往歴ー
【現病歴】前日に除草作業をして疲労感があったが、翌日の昼過ぎに突然、頸部から肩部に引張感が発生した。痛みが発生した時点で連絡をいただき、夜間に対応した。
続きを読む【現症】痛みは頸部側面と後面にあり、肩部には発痛は無いことを確認した。頸部関節可動域(以下、ROM)自動、回旋、右約40°左約30°
【施術と結果】本症例は、頸部側面と後面に回旋時痛を訴えており、目視・触察にて熱感や腫脹は確認できなかったことから、痛みの要因は筋緊張による血行不良と推測した。先ず、一番痛みを感じる部位を示した頸部左側を触察し、筋緊張を確認。その部位に緩消法を約1分施し、筋弛緩を確認した結果、その部位の痛みは10から0(NRS改変)となり、他の部位に痛みを訴えた。その為、痛みを訴える部位の施術を筋弛緩と頸部ROMを確認しながら頚部側面及び後面に約5分繰り返して行った結果、頸部関節可動域(以下、ROM)自動、回旋、右約60°左約60°前後屈も問題なくなった。
次に、頚部の筋緊張は胸腰部の筋緊張によるものと考え、胸腰部を触察し、第一腰椎(以下、L1)周辺の筋に筋緊張を確認した。緩消法を約15分施し筋弛緩を確認した結果、肩部から背部がとても楽になったと患者さん主観で報告いただき終了した。