【患者】30代前半 女性
【主訴】子供の頃からアトピーで痒みがある。
【既往歴】ー
【現病歴】ご本人の記憶では小学低学年からアトピー性皮膚炎だったらしく、皮膚科で塗布剤を使用するも現在30歳であるが今まで良くなる事はなかった。当院に家族の紹介で片頭痛改善の為、来院された際にアトピー性皮膚炎もあると相談を受け対応した症例になる。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】30代前半 女性
【主訴】子供の頃からアトピーで痒みがある。
【既往歴】ー
【現病歴】ご本人の記憶では小学低学年からアトピー性皮膚炎だったらしく、皮膚科で塗布剤を使用するも現在30歳であるが今まで良くなる事はなかった。当院に家族の紹介で片頭痛改善の為、来院された際にアトピー性皮膚炎もあると相談を受け対応した症例になる。
続きを読む【現症】痒みは主に頚部、顔面部、肘関節前面、膝窩にあり、湿疹も確認できる。
施術当日は頚部、顔面部の痒みを訴えられ肘関節前面及び膝窩の痒みは確認できなかった。
【施術と結果】本症例はアトピー性皮膚炎による痒みであるが、アトピー性皮膚炎は皮筋への血行不良が要因であると考えた。
先ず、皮筋の血行不良を起こす要因として第5、6頚椎(以下、C5.6)横突起辺りの筋緊張により皮筋を支配する神経を圧迫し皮筋の血行不良が起こると考察。同箇所を触察すると左右共、筋緊張が確認できた為、緩消法を左右それぞれ約1分ずつ行い筋弛緩を確認した。その結果、顔面部の痒みが主観で約8割減少したとの報告を受けた。効果を確認できた為、更に頚部のC5.6周辺を約3分弛緩した。その結果、顔面部及び頚部の痒みは主観で解消したとの報告を受けた。
その後は頚部の筋肉群を緊張させている根本的原因は腰部の筋緊張だと考え、触察により腰部側面から全体的な筋緊張が確認できた為、腰部真横から約20分筋弛緩し終了した。
ご本人はアトピー性皮膚炎の要因として血行不良が関わっている事や痒みが短時間で消えた事に大変驚かれていました。
その後、8ヶ月で約30時間の施術を行い、腰部側面から第2.3.4腰椎横突起周辺まで筋弛緩でき、痒みは勿論の事、湿疹も綺麗になった事を目視により確認出来ました。