【患者】60代後半 女性
【主訴】口が開けにくい。右顎が口を開けるとガクッと鳴る。
【既往歴】ー
【現病歴】約半年前から特に誘因なく開口時右顎関節側の強張りにより可動が最大で約2㎝である。開口時の可動域制限が生じるようになった。口を開閉すると、なガクッと音が鳴る。約半年前から右奥歯周辺の歯周病で近医歯科で治療中である。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】60代後半 女性
【主訴】口が開けにくい。右顎が口を開けるとガクッと鳴る。
【既往歴】ー
【現病歴】約半年前から特に誘因なく開口時右顎関節側の強張りにより可動が最大で約2㎝である。開口時の可動域制限が生じるようになった。口を開閉すると、なガクッと音が鳴る。約半年前から右奥歯周辺の歯周病で近医歯科で治療中である。
続きを読む【現症】開口時右側にガクッと音が鳴る。最大開口時、開口幅は約2㎝である。
【施術と結果】本症例の右顎関節症は右頬を触察にて熱感、腫張はないことから右上顎骨、右下顎骨の関節部分の隙間が筋緊張により狭くなり骨と骨が擦れるためであると考えた。
右咬筋と思われる周辺を触察すると約3cm×2cmの周辺で左咬筋の約2倍の筋緊張を確認した。
筋緊張部に緩消法を約2分行い筋弛緩を確認した。開口幅は約3㎝と大きくなった。
開口時の音の消失は認められなかったが、開口幅の改善がみられた為、更に同部に緩消法を約3分行い左咬筋とほぼ同じ程度に筋弛緩を確認した。結果最大開口が約3.5㎝と拡大し開口時のガクッという音は確認できなくなった。
口がとても開けやすくなったと喜んで頂いた。