【患者】60代前半 男性
【主訴】正座は出来るが、しゃがもうとすると右膝が痛くてしゃがめない。
【既往歴】-
【現病歴】約2年前、DIY作業により膝痛が出現。立位からしゃがみ動作をすると右膝に痛みが出現する。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】60代前半 男性
【主訴】正座は出来るが、しゃがもうとすると右膝が痛くてしゃがめない。
【既往歴】-
【現病歴】約2年前、DIY作業により膝痛が出現。立位からしゃがみ動作をすると右膝に痛みが出現する。
続きを読む【現症】立位からしゃがみ動作により右膝関節可動域は自動屈曲約80°で痛みが出現。 歩行痛、安静時痛は確認できない。
【施術と結果】本症例は、約2年前から膝関節痛を訴えているが、目視及び触察により熱感や腫脹が確認できないことから、痛みの要因は右膝関節外側周辺の筋緊張による血行不良であろうと考えた。触察により、右膝関節外側周辺に筋硬結の様なしこりを確認した。同部位周辺に緩消法を約1分施術し、筋硬結の様なしこりの減少を確認した。その結果、しゃがみ動作による右膝関節屈曲約80°で発生した痛みが10から5(NRS改変)と小さくなった。
変化が確認できたため、同部位周辺に緩消法を約30秒施術し、筋硬結の様なしこりの消失を確認した。
その結果、しゃがみ動作による右膝関節屈曲約80°で発生した痛みが10から0(NRS改変)と消失し、可動域制限が確認できなかった。
次に、腰部側面の筋緊張が右膝関節外側の痛みの要因と考え、再発防止のため腰部側面から上前腸骨棘内縁周辺に緩消法を約25分施術し、筋弛緩を確認し終了した。
可動域制限と膝の痛みがなくなったことで、「何年も痛くて曲がらなかった膝の痛みがすーっと消えた。こりゃ不思議だ。」と大変喜んだ様子で笑顔で帰路につかれた。