【主訴】夜掛け布団を自分でかけようとすると、指先が痛い
【患者】60代後半 女性
【既往歴】パーキンソン症候群(約12年前発症)
【現病歴】約3年前から右手の動きが思うように動かせなくなっている。約2ヶ月前から布団を掴むような動作で右第1指、第2指、第3指の先端に鋭い痛みが発症した。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【主訴】夜掛け布団を自分でかけようとすると、指先が痛い
【患者】60代後半 女性
【既往歴】パーキンソン症候群(約12年前発症)
【現病歴】約3年前から右手の動きが思うように動かせなくなっている。約2ヶ月前から布団を掴むような動作で右第1指、第2指、第3指の先端に鋭い痛みが発症した。
続きを読む【現症】右第1指、第2指、第3指の爪先端から約1cm迄の先端部が物に接触した際に鋭い痛みが発症する。
【施術と結果】本症例の右第1から3指先端部の痛みは慢性的であり触察により炎症や熱感はなく、筋緊張による血行不良と考えた。
指先への触察での痛みが強い為、痛みの小さいDIP関節付近より緩消法を各指に約1分行った。痛みは10から5(NRS改変)と小さくなった。変化を確認し更に各指に約1分緩消法を行い筋弛緩を確認した。結果、第1から3指の先端部痛みは10から0(NRS改変)と消失した。
痛みの消失はみられたが、触察により右前腕部、右上腕部、右鎖骨下動脈周辺、右大胸筋の広範囲に筋緊張を確認した為、残りの20分筋緊張部を施術した。
後日、布団に触れても痛くなくなったと報告頂いた。今後も続ける意向となった。